2023.08.022023.05.24

魅力満載のミニバス観戦に役立つプチ知識!子どもたちの成長を肌で感じたい

ミニバス情報 ミニバス初心者のお父さんへ

世界最高のリーグNBAでは八村塁や渡辺雄太といった二人の日本人が大活躍しています。

国内でもBリーグ、車いすバスケ、3×3(スリー・エックス・スリー)が年々盛り上がり、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の大ヒットで90年代以来のバスケブームが到来しています。

このブームの中、春からバスケット人生をスタートさせた子ども達も多いのではないでしょうか。

バスケットの試合はスピーディーな展開で、一瞬も目を離すことができません。相手を華麗にかわして決めるプレーや長距離からゴールを射抜くシュートはもちろん、ドリブルで相手を抜き去るシーンでは拳を握り、相手の裏をかくパスには息をのみ、息つく暇もありません。

スピードや体格差がある相手に向かったプレーには「ナイスチャレンジ!」。必死にディフェンスする姿からは子どもたちが持つ勝ちへの強い思いが伝わってきます。初めてバスケットを観る方も見入ってしまい、いつの間にか子どもといっしょに戦っているほど熱中していることでしょう。

ミニバスを楽しむためには基本ルールを知ることが大切

基本的なルールを覚えておきましょう。
・相手より多く得点したチームが勝ち。
・1チーム5人ずつコートでプレーする。
・ゲーム時間は6分のクォーター(1つのプレーの区切り)が4回あるので合計24分。
・シュートを決めると2点。フリースローは1点。
 ※3ポイントシュートはミニバスにはありませんよ!
・規則違反はバイオレーションとファウルの2種類。

バイオレーションとは
プレイヤー同士の接触がない違反行為で、違反すると相手のスローインになります。ボールがコートの外に出たり、トラベリング(3歩以上歩く)、ダブルドリブル(ドリブルをやめた後、再度ドリブルをする)したりすることです。

ファウルとは
相手プレイヤーを押す、叩く、体をぶつけるなどの違反行為です。違反すると相手のスローインやフリースローになり、一人のプレイヤーが5回ファウルをすると退場になります。

子どもの試合で勝負にこだわっていいの?

バスケットは勝負事。試合中は子どもといっしょに勝ちにこだわってください!子どもたちは 勝つことで喜びや達成感が得られ、よりバスケットにのめり込んでいきます。一方、負けることで子どもは悔しさや自分の思い通りにならないはがゆさに直面し、成長していきます。

 ですが注意点もあります。試合が終わったら勝負へのこだわりは自分の中にしまって下さい。勝ち負けで子どもを評価せず、試合で経験したことや感じたことを聞いてあげて下さい。試合を終えた子どもは試合の話を聞いてもらいたくてたまりません。まだ慣れない試合を経験した興奮を受け止めることで子どもはよりバスケットを好きになり、楽しむことができます。

小学生の、しかも興奮状態の子どもとの会話は、筋道だっておらず言葉足らずでアチコチに話題が移ることでしょう。お父さんも少しでも上手くなってほしいとアドバイスしたい気持ちも湧いていると思います。ですが、ジッと堪えて子どもの試合で感じたことや考えを聞いてあげて下さい。

このかかわりは初心者のプレイヤーにとって一番上達につながるサポートです。本当はコーチが子どもたちの経験や思いを聞ければ良いのですが、プレーの指導でそこまで時間を作ることができない現状があります。そこをお父さんが子どもの専属コーチになることで、よりバスケットへの熱意が増し、子どもが楽しくプレーできるでしょう。また、子どもにとってはお父さんから認められたと感じることができ、自尊心が育まれる機会となるでしょう。お父さんとしても子どもの感性や考えを聞くことは成長を感じる嬉しい時間となるでしょう。

自分が持つ力を全力で発揮できたかという評価基準

評価という基準を持つとしたら「自分が持つ力を全力で発揮できたか」という基準を持っていただきたいです。全力を出し切るプレイヤーは確実に自分の限界を広げていき、時期がきたら必ず芽を出します。また、全力を出し切る力はバスケットに限らず家庭や学校生活、ひいては社会に出てからも活きる力となります。

 ミニバスを知らないお父さんは、ルールを理解することでより試合を深く楽しめ、子どもといっしょに勝利を追い求めることでより自分自身が熱中できるようになるでしょう。そして、子どもの「好き」を応援し、成長をサポートすることでかけがえのない時間を得ることができます。

 子どもといっしょにバスケットを楽しんでいきましょう。

寄稿者

ペンネーム:のこのこ
バスケットボールをミニバスから20年以上継続。現在は北陸地方でU15男子チームの代表に携わっています。

この記事を書いた人リプロマヴィ編集部LiproMAVIE Editorial Department

リプロマヴィ編集部です。
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