2025.08.182025.08.16

【南浦和】サイエンス倶楽部で夏休みの自由研究!今回はビスマスの結晶を作ってきました

「サイエンス倶楽部」ってご存じですか?幼児から小・中学生を対象にした理科実験教室で、「サイエンス」をテーマにした月額会費制の習い事といった方がイメージがわくかもしれません。

そんなサイエンス倶楽部ですが、普段から会員以外が参加できるプログラムを用意しています。なかでも夏休み期間は通常よりもプログラムの数が増え、さまざまな種類の体験が楽しめるんです!今回はサイエンス倶楽部の南浦和教室で「ビスマスづくり」にチャレンジしてきました。

サイエンス倶楽部とは

サイエンス倶楽部は1992年創業の理科実験教室で、本格的な科学実験による「体験型総合教育」の提供を掲げています。現在は首都圏で14教室を展開しており、埼玉県内には唯一南浦和教室があります。

通常、教室は毎月通う習い事なのですが、夏は「夏休みに子どもにさまざまな体験をさせてあげたい」という保護者の声に応え、キャンプ形式の「サイエンスキャンプ」、厳選した科学的テーマを集中的に深掘りして学ぶ「クエスト(探求)プログラム」を用意しています。

このほか、通年開催のプログラムとして、気軽に科学を楽しめる「ディスカバリー(発見)プログラム」があります。

今回はさまざまなプログラムのなかから、科学実験超初心者の息子でも興味がある分野で、なおかつ楽しめそうなディスカバリープログラムを選んで体験してみました。

サイエンス倶楽部の方曰く、「鉱物」「石」は子どもたちにも人気のテーマだそうで、息子もどハマりしています。というわけで、今回は以下の「虹色に輝く結晶ビスマス」を選びました。

なお、予約はすべて公式サイトの「イベントのご案内」ページで受け付けています。

虹色に輝く結晶ビスマス

対象:年少~小学6年生 ※幼児は保護者1名参加必須
時間:1時間
定員:最大8名
参加費(税込):4,620円

さっそく南浦和教室でプログラムを体験!

南浦和教室はJR京浜東北線・武蔵野線の「南浦和駅」西口から徒歩約3分。西口からロータリーを越えて文化通りをまっすぐ進むと右手に茶色いビルが見えてきます。

看板の右の入り口から建物の中に入り、左に曲がるとエレベーターがあるので3階まで進みましょう。

こちらが入り口。ちょっと塾っぽいです。

中に入るとかわいらしいガーランドが迎えてくれました。こちらは受付。

受付をまっすぐ進むとトイレと洗面所があるので手を洗い、教室横の待合スペースでプログラムの開始を待ちます。

待合スペースにはさまざまなイベントの案内が貼られていました。写真はキャンプの紹介コーナーで、「化石発掘」「ガーネット掘り」「奄美大島のアドベンチャーキャンプ」など、大人でも参加したくなるような充実した内容のコースが紹介されていました。

こちらはクエストプログラムの紹介コーナー。

食品サンプルや鉱物標本など、実際に作るものの見本もありました。

教室のなかはこんな感じ。参加者はレンタル白衣を着て実験に挑みます。とても本格的です。

ビスマスの結晶作りを楽しもう!

「虹色に輝く結晶ビスマス」で体験できることは2種類です。1つは題名通りビスマスの結晶づくり!

まずは先生から「ビスマスとは何か」という説明を受けます。ビスマスは鉱物ではなく金属とのこと。え、鉱物と一緒に販売されていたのをよく見るので、鉱物だと思ってた…。

こちらがビスマス。ただの銀色の板にしか見えません。が、大変重い!周期表では83番目で、鉛の隣にあります。つまり鉛並みに重いんですね。

これを溶かして冷やすことで結晶化させます。ワークシートを見て理解した後は、先生が見本を見せてくれます。

コンロの上にあるちいさな鍋に入っているのがビスマス。ビスマスの融点は272℃で、そこまで温めるとトロっとした銀色の液体になります。

まずは、表面にできた酸化膜を取り除いてみます。すると…

取り除いた先から色がすぐに変わるんです!鮮やかな色に思わず息子と見とれてしまいました。

 

そんな液状のビスマスのなかにペンチで挟んだ釘を沈め、少し冷えるまで待ちます。

10分ほどでいよいよ引き上げです。

何やら表面が盛り上がり…

立方体がたくさん連なった形のビスマスの結晶が完成しました。

続いて息子がチャレンジ。まずは釘を沈めますが、ビスマスはかなりの高温なので、先生たちと一緒に挑戦しました。

慎重に引き上げて完成です!なお、作ったビスマスの結晶は持ち帰りできます。

 

ここで先生から聞かれたのが「ビスマスの冷やし方」。ゆっくり冷やすか、急激に冷やすかによって完成する結晶の色合いが異なるのだとか。

ゆっくり冷やすと青や緑、急激に冷やすとオレンジや紫色のようになるとのことで、息子はゆっくり冷やすを選びました。

青と紫がまじりあった玉虫色の結晶が完成しました。

ちなみに今回サンプルとして特別にいただいたのが、早く冷やしたビスマス。明らかに色が違いますね…。こちらは鉱物標本のように台座にセットし、ラベルを貼りました。

砂のなかから黄鉄鉱を探し出せ!

ビスマスづくりは短時間で終わり、冷めるのを待つ時間が長いのが特徴で、参加者はその間手持ち無沙汰になります。

このため、プログラムではこうした待ち時間を利用し、砂から砂以外のものを探す「宝探し体験」が用意されています。

 

 

ピンセットでなにやら違うものを拾い上げる息子。

オパールのように虹色に見えるかけらがたくさんでました。先生が「これは黄銅鉱だよ」と教えてくれました。酸化したため虹色に見えますが、本来採取直後は文字通り黄色っぽい硫化鉱物です。

さらに息子が何やら別のものを発見。なんと当初想定していなかった、黄鉄鉱まで見つけてしまいました!

黄鉄鉱は硫化鉱物で、黄銅鉱と同じ岩床で見つかるそうです。さいころのような形で白っぽいのが黄鉄鉱です。

虫眼鏡で色や形の違いを観察して絵を描いた後は…

こちらも鉱物標本にしました。ラベルをつけて完成です!

サイエンス倶楽部の他のプログラムもおすすめ♪

今回はビスマス作りを体験しましたが、サイエンス倶楽部にはほかにもさまざまなプログラムが用意されています。

ディスカバリープログラムはビスマスに加え、かき氷の食品サンプルづくりや、アイスクリーム作りを用意。いずれも次回は8月29日に体験できます。

本格的な実験ができるクエスト(探究)プログラムでは「クリームソーダがいいね(^^♪~食品サンプルを究めろ②~」「キラキラ宝石せっけんにチャレンジ」(いずれも8月22日)、「昆虫標本にチャレンジ!」(アトラスオオカブトまたはスマトラオオヒラタクワガタ)(8月30日)などを用意しています。

このほか、不動の人気ナンバー1を誇る「こうぶつ大実験V」や、「ばくはつ」等のプログラムもありますが、残念ながら南浦和教室では終了。とはいえ板橋教室などの他の教室では開催しているので、ご興味がある方は公式サイトをチェックしてみましょう!

幼児からさまざまな科学実験が楽しめるサイエンス倶楽部。会員にならなくても楽しめるチャンス、ぜひお見逃しなく!

Information お店情報

サイエンス倶楽部 南浦和教室

埼玉県さいたま市南区南本町1-14-8 エスポワール南浦和3階

048-762-3518

サイエンス倶楽部 HP

この記事を書いた人kurimoto

埼玉県在住のライター。ぎりぎり平成生まれの息子を子育てしつつ旅行やレジャー、ITなどをテーマに記事を執筆中。親子で楽しめるスポットを体当たり取材でご紹介します!

ピックアップ