2024.02.082023.11.22

大河でおなじみの家康登場!第11回「城下町岩槻鷹狩り行列」を見に行ってきた

岩槻

11月3日の文化の日、さいたま市岩槻区で第11回城下町岩槻鷹狩り行列が開催されました。江戸時代に徳川家康が鷹狩り(鷹を使って野鳥などの獲物を狩る行事)をしながら何度も岩槻を訪れていたという歴史にちなんだもので、将軍や姫、鷹匠たちなど100名以上の人々からなる行列が日光御成道を約1㎞練り歩きます。途中の鷹匠によるパフォーマンスも見どころのひとつです。

今年は20羽以上の鷹と鷹匠さんが参加した、そんなお祭りの様子を紹介します!

当日の開会式、来賓の方々は華やかな陣羽織を身にまとっており、お祭り気分を盛り上げます。

登壇しているのは佐賀県在住の鷹匠・石橋美里さん。アメリカの経済誌『Forbes』の、世界を変える30歳未満「forbesJAPAN30UNDER30 2023」にも選ばれた有名な方です。

来賓として土屋品子復興大臣も出席。インバウンドの増加に触れつつ「世界の岩槻鷹狩り行列へ」と語りかけていました。皆拍手喝采!!海外からの見物客もちらほら見られたので、今後はさらに参加者が増えるかも…?

開会式を実行委員長の髙橋三男さんが宣言。宣言書はなんと空から鷹が運んできました。さすが鷹狩り行列ですね。

いよいよ行列が出発します。両脇にはたくさんの見物客がずらり。フォトコンテストを実施しているからか、カメラを構えている方も多くいらっしゃいました。

ちなみに行列に参加している方々は公募により集められた一般の方々。毎年参加される常連さんもいらっしゃるのだとか。

それでは行列を紹介していきます。まずは旗持ち。女性の方でしたが、きりりと旗を掲げる体制で歩いていらっしゃいました。

続いてほら貝隊。格好いい音を鳴らしてくれました。鷹狩りの際は家臣たちの狩猟意欲を掻き立てることもあったそうですよ。

鷹匠たちが鷹とともに続きます。鷹狩りの主役的存在で、上級武士だったそうです。いろいろな鷹がいて面白いですね。

若年寄と将軍の警護をする徒(かち)の皆様。若年寄は老中に次ぐ重要な役職で、隊列の進行管理役を務めていました。

道具持ちの皆さんが続きます。槍や挟箱(日用品の物入れ)などを運んでいます。

遂に登場!将軍・徳川家康公です。馬の上からファンサービスもばっちり。

史実によれば家康公は大の鷹狩り好きだったそう。軍事訓練にもなりますし、健康維持や領内の視察にもってこいと考えていたそうです。

秘書的な役割を担うお側衆の面々もつき従います。

蓮台(れんだい)に乗った一の姫。お美しいですね!

ちなみに鷹狩りに姫君を同行した、という史実はありませんが、岩槻鷹狩り行列では場を盛り上げるために華麗な姫君も参加しています。

大鳥毛持ちをはじめとした道具持ちの方々。

やまぶき道灌太鼓の方々。行列全体のリズムをとるために太鼓をたたき続けていました。

そのあとには二の姫。にっこり笑顔が愛らしかったです。

侍女たちも続きます。薙刀をもって鷹狩りに参加することもあったのだとか。

行列の最後には小十人達。江戸幕府で警備や軍事を担当している人々です。

途中で「日本三奴」のひとつとされる岩槻の黒奴(くろやっこ)の皆さんと行列が合流。大名行列や神社の祭りの際に行列の先に立って練り歩く、武士の下級役人たちのことを「やっこ」というそうです。黒い半纏が粋ですね。

ここで行列は小休止。岩槻藩主たちによるお出迎えのパフォーマンスが始まります。

史実を参考に、岩槻藩2代目藩主・高力忠房が家康公を出迎えるシーンを、参加者がアテレコで演じました。

行列参加者によるパフォーマンスも実施。黒奴が毛槍をくるくる回す大迫力のパフォーマンスを見せます。

侍女や小十人達も頑張ります!一般参加の方々ですが、殺陣の指導も受けたそうで、なかなか様になっていました。

特に子どもたちが頑張る姿はとっても素敵でしたよ。

行列の最終地点では家康公や岩槻藩主たちによる寸劇を披露。

こちらはセリフ付きです。狩りの成果として鹿をゲットしたことを披露する一行。

そして姫が家康公に浄国寺にある井戸からくんだ水で淹れたお茶を差し出します。

これは鷹狩りの際、家康公が現在の岩槻区加倉にある浄国寺に立ち寄ったことにちなんだもの。

この水は天下の名水として知られており、お茶の味は格別‼と大喜びの家康公なのでした。

鷹が華麗に舞う「放鷹術」も見学できる

行列中には鷹匠の皆さんが放鷹術を披露してくれます。放鷹術とは、鷹を使って獲物をとる鷹狩りの技術のことですが、行列では鷹匠の腕から腕へ、鷹が華麗に舞っていました。

鷹の舞う姿にはうっとりさせられます。

ビルの上から舞い降りるシーンもありましたよ!

ゴールの岩槻小学校では石橋美里さんが鷹狩りについて解説しながら放鷹術を披露。

現在はハリスホークという種類の中型の鷹が主になっているそうです。

石橋さんが呼ぶと観客の頭を飛び越えてすっと来る鷹。一度羽音が聞こえる近くを鷹が通過したこともあり、迫力満点でした。

こんな小さな隙間も…

すっと潜り抜ける鷹。すごい!!

イベント終了後は鷹匠さんのご厚意で、観客の腕から腕へ鷹が行き来する、鷹とのふれあい体験コーナーを開催。

筆者も体験しましたが、羽を広げて猛スピードで飛んでくる鷹に腰が引けてしまいました。

乗せてみると意外と鷹は軽くてびっくり。賢そうな瞳が印象的でした。

このほか、当日は岩槻駅東口駅前のクレセントモールや岩槻人形博物館の駐車場などでも鷹とふれあえるコーナーを実施していたとのこと。鷹匠の皆様、お疲れ様でした!

岩槻鷹狩り行列は毎年9月ころから鷹狩り行列の参加者の募集も開始するので、次は行列参加者としてイベントに参加しても面白いかも、と思わされました。

同日には人形供養祭や「いわつきひなマルシェ」「市宿のいち」なども開催されており、11月3日の岩槻は大いににぎわっていました。

来年も同様のイベントが開催される予定なので、今年行きそびれた人は来年、文化の日に岩槻に行ってみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人kurimoto

埼玉県在住のライター。ぎりぎり平成生まれの息子を子育てしつつ旅行やレジャー、ITなどをテーマに記事を執筆中。親子で楽しめるスポットを体当たり取材でご紹介します!

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