2025.06.162025.06.18

行ってわかった!大阪・関西万博2025の準備の大切さ「準備・予約・見どころ反省期」

大阪・関西万博2025

こんにちは。
先日、大阪・夢洲で開催中の「大阪・関西万博2025」に行ってきました!

万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。

たまたま東京から大阪へ出張する機会があり、「これはチャンス!」と宿泊を延ばして、翌日に万博へ足を運んでみたんです。平日です。

結論から言うと…
「行ってよかった!」
これが、素直な感想です。

テレビやネットでは、何かと批判的な声も目にします。でも、実際に足を運んでみると、想像以上に楽しめるイベントでした。

<大阪・関西万博2025概要>
万博は2025年10月13日(月)まで開催されています。
開場時間は9:00~22:00(パビリオンは21:00迄)です。

もちろん、ディズニーランドやUSJのような「エンタメ全開!」という雰囲気ではありません。けれど、各国や大阪の人たちが力を合わせてつくり上げた、どこか「まったり」とした空気感があり、それがとても心地よく感じられました。

正直、行く前はちょっと迷っていたのですが、今は「もう一度行ってもいいかも」と思えるほど。

ただし次回は、しっかり準備してから行こうと決めています。というのも、今回はほとんど予習せずに行ったので、いくつか反省点もありました。

そこでこの記事では、「次に行くならこうする!」という実体験に基づいたアドバイスをお届けします。これから万博に行こうと思っている方の参考になればうれしいです!

<目次>
1.快適に過ごすための準備
2.最も重要な準備は「事前予約」!
3.予習してから行くと楽しさ倍増!
4.フードとお土産!食事は高いが楽しいよ
5.会場の雰囲気は木造リングが圧巻!
6.個人的に外せなかった「日本館」。イヤホン必須!
7.初回の反省を活かして、2回目はもっと楽しみたい!

※記事の内容は6月上旬の情報です。行くときは最新情報をチェックしてください。

1.快適に過ごすための準備

夢洲駅を降りたところ

大阪万博は、朝から晩まで一日中楽しみたいイベント。

だからこそ、行く前の「ちょっとした準備」が当日の快適さを大きく左右します。

■大阪・関西万博の心構え

大阪・関西万博へ行くなら「そこそこ並ぶ覚悟」だけは持って行きましょう(笑)。

私は大阪市内から電車で向かいました。夢洲駅を降りてから、東ゲートまでは徒歩で約15分。さらに、セキュリティチェックのために15分ほど並びました。合計で30分ほどで入場できたので、正直「思ったよりスムーズだな」という印象でした。

とはいえ、各パビリオン(館)ではかなり並びます。「万博=並ぶイベント」くらいの気持ちでいたほうがラクです。

私が訪れた日は…
・アメリカ館 2時間待ち ※棄権しました(笑)
・フランス館 1時間待ち
・ドイツ館 30分
・オーストラリア館 20分
・フィリピン館 20分
・日本館 1時間30分

なお、夕方以降になると修学旅行生がいなくなるので、比較的早く入れるようです。

※待ち時間は、来場する曜日や時間帯によって変動するためあくまでも参考にしてください。

東ゲートの行列の様子

■大阪・関西万博の持ち物チェック

続いて、当日の持ち物について。

基本的には 「できるだけ軽く、身軽に」 を意識すると◎です。

私は大きな荷物をホテルに置いて、リュックひとつで行動しました。コインロッカーや荷物預かり所も会場にありますが、なるべく利用しない前提で動くのがおすすめです。

・歩きやすい靴
広大な敷地をひたすら歩き回るので、スニーカーなど履き慣れた靴がマスト。

・飲み物(マイボトル推奨)
パビリオンの行列中は水分補給が大事!ペットボトルを持参できますが、缶や瓶はゲートで没収されます。
給水スポットがあるのでマイボトルを持参する人は多いようです。ただし、少し並ぶこともあります。

・暑さ・雨対策グッズ
帽子、日焼け止め、冷感グッズ、折りたたみ傘、レインコート…
夏場はとくに、暑さ対策と急な雨対策はセットで持っていきましょう。高齢の方と一緒の場合は、体調管理にも気を配ってください。

・モバイルバッテリー
スマホの出番は多めです。予約確認で万博公式アプリを使うほか、食べ物やお土産を買うにはキャッシュレス決済が必須です。行列中の暇つぶし、写真撮影などでも大活躍。バッテリー切れは命取りなので、モバイルバッテリーはぜひ。
ちなみに、クレジットカードも使えます。

そして何より大事なのが「事前予約」…、その話は次の章で詳しくご紹介します。

<豆知識>
会場の様子をLIVEで確認できます。初めて行く人は事前に雰囲気を知っておくのもいいですよ。
https://www.youtube.com/@Expo2025-Live-Camera

2. 最も重要な準備は「事前予約」!

フランス館の行列の様子

大阪万博を最大限に楽しむカギ…

それは、万博公式アプリ「My EXPO 2025」を通じた「予約」です。

この準備をしているかどうかで、当日の満足度がまるで違います。私はこの仕組みをよく知らずに行ってしまい、「もっと早く知っていれば…」と後悔しました。

■パビリオンを予約!

パビリオンの事前予約は抽選と先着順で行われます。チケットを購入した人には、3回のチャンスが用意されています。
・2か月前 抽選予約
・7日前 抽選予約
・直前予約(来場3日前~前日朝に先着順)

これらの3回の予約チャンスを活用できるのは、早めにチケットを購入した人だけ!たとえば、来場の3日前にチケットを買った人は、すでに2回のチャンスを逃していることになります。

特に、落合陽一プロデュースの「null²」などは、抽選即満席の超人気パビリオン。一応、当日予約枠もあるようですが…争奪戦です。

「行く!」と決めたら、まずチケット購入。そして予約する。これが万博の鉄則です!

■当日予約もあるけれど…

万博公式アプリ「My EXPO 2025」からパビリオンの当日予約も可能です。入場ゲートでチケットのQRコードをかざして会場内に入場してから約10分後に、手持ちのスマホや会場内の予約端末機から当日予約ができるようになります。このチャンスを有効活用することで効率的にパビリオンを回ることができます。

ただし、人気パビリオンは満席ですし、その他のパビリオンも午後にはほとんど埋まってしまいます。実際、私は当日予約が使えませんでした

■並べばOK!でも...

もちろん、予約なしでも並べば入場できるパビリオンも多いです。私も並んで5つのパビリオンに入りました。ただし、先ほど説明したとおり、人気パビリオンは、数時間ほど行列に並ぶ覚悟が必要です。

<反省の一句>
並ばぬを 喜ぶなかれ 訳(わけ)ありぞ

■入場時間の予約も!

忘れがちですが、会場に入る時間も事前予約制です。
・選べる時間帯:9時、10時、11時、12時

朝9時から予約枠は順に埋まるようです。私が前日に予約したときは、すでに11時以降の枠しか空いていませんでした。

「朝から満喫したい人」は、早めの入場時間予約も忘れずに!

<豆知識>
入場ゲートは2つあります。
電車で行くなら「東ゲート」(夢洲駅から徒歩)

シャトルバスや車利用の場合は「西ゲート」
自分の交通手段に合わせて、どちらのゲートを使うか把握しておきましょう。

■フードコートも予約する?

フードコートは予約不要です。空いている席で食事できます。しかし、後述しますが、フードコートの一部エリアは事前予約が可能で、混雑を避けるなら利用の価値あります。

3. 予習してから行くと楽しさ倍増!

大阪・関西万博は見所が多く、何をどう楽しめばいいのか迷います。しかも、予約の仕組みや入場ルールもやや複雑で、現地で戸惑っている人も多く見かけました。

だからこそ…事前に予習しておくだけで、満足度が何倍にも変わります!

■やっぱり動画の時代

私は行く前に、YouTube動画やブログ記事をいくつか見ておいたのですが、それだけでも動き方がだいぶスムーズになりました。

一番のおすすめは「YouTube」です。「大阪万博 2025 解説」などで検索すると、
・現地の雰囲気がわかるレポート
・効率的な回り方の攻略法
・人気パビリオンの見どころ紹介
などを紹介している動画がたくさん見つかります。

わずか10分くらいの動画でも、情報量はかなり豊富。ざっくりイメージをつかんでおくだけで、当日の行動の無駄がぐっと減ります!

■期間限定の特別イベントにも注目!

万博では、日替わり・週替わりで期間限定の特別イベントやステージ企画が開催されています。
たとえば、各国の伝統芸能や音楽ライブ、トークショー、子ども向けワークショップなど、その時だけの出会いがあるのも魅力のひとつ。

公式アプリやWebサイトで滞在日にどんなイベントがあるか、事前にチェックしておくと◎。行き当たりばったりよりも、「この時間にここへ行く!」という狙い撃ちの方が、後悔しません。

4.フードとお土産!食事は高いが楽しいよ

会場では、世界各国のパビリオンで多国籍グルメを楽しめます。
たとえば……
・ベトナム料理
・フィリピンの家庭料理
・ドイツの本格ホットドッグ
などなど、世界一周グルメ旅の気分を味わえるのが醍醐味。

ただし、お値段は少々お高め(笑)
でも、「ここでしか食べられない体験」と割り切れば、むしろ贅沢な時間になります。

■座って食べたい人は「大阪のれんめぐり」の予約も!

家族連れやご年配の方には、フードコート「大阪のれんめぐり」がおすすめです。有料席エリア(550円)は予約できて、優先レーンで入場OKだからです。混雑を避けたい人にはかなり便利。ゆっくり座って食事ができます。
・1,000席以上の大型フードスペース
・大阪の名店グルメ(串カツ・たこ焼き・お好み焼きなど)が揃う

でも、一人や二人で、食事や休憩をそこまで重視しないのであれば、他のフードコートでも、少し待てば座席を確保して食事できるので安心してください。

■お土産は市内でも買える!

やっぱり、万博に来たら記念になるお土産は買いたくなりますよね。会場内には、万博ならではのオリジナルグッズやコラボ商品など、見ているだけでも楽しくなるお土産がたくさん並んでいます。

ただし、職場や近所への「ばらまき系お菓子」は、必ずしも会場で買う必要はありません。

たとえば、よく見かける「万博ロゴ入りのクッキーやチョコレート」は、新大阪駅や大阪市内でも購入可能です。つまり、わざわざ会場で大量に買い込んで荷物を重くする必要はない、というのが正直な感想です。

職場やご近所向けのお菓子類は帰りに市内で購入する方がスマートです。その時間があればですけど。

5. 会場の雰囲気は木造リングが圧巻!

大阪万博のシンボルでもある「大屋根リング」は、直径約2km・高さ20mの世界最大級の木造建築。

ニュースで見ていたつもりでしたが、実物はやはり迫力が違いました。「これ、終わったら壊すのか…」と少し寂しくもなります。

会場全体の雰囲気は、芝生や木陰があって大学のキャンパスのような開放感。
あちこちにベンチもあり、休憩もしやすかったです。

■トイレ事情
トイレは、仮設感はなく、しっかりした常設タイプが多めです。
清潔感もあり、場所によっては混雑するものの、特に困ることはありませんでした。
・オールジェンダートイレや授乳スペースもあり
・ベビーカー連れや高齢者にも配慮された設計

6.個人的に外せなかった「日本館」。イヤホン必須!

個人的にどうしても行きたかったのが「日本館」。
やっぱり、自国の展示はじっくり見ておきたいと思ったんです。
海外パビリオンと比べることで、我が国の行政機関の実力(?)がどんなものか、ちょっと気になって(笑)

日本館の詳しい感想はあえて書きません。それぞれに受け取り方があると思うので、ぜひご自身で体験してほしいからです。私にとっては、新しい発見がありました。

■ 「音声ガイド式」です

ひとつだけ、行く前にぜひ知っておいてほしいことがあります。日本館の展示には専属ガイドはおらず(どこもそうですが)、スマホアプリの音声ガイドを使います。

そのため、イヤホンがないと、ほとんど何の展示なのか分かりません

館内はそれなりに賑やかで、スマホをそのまま耳にあてても周囲の音でかき消されてしまいます。私はたまたまイヤホンを持っていたので、音声ガイドを聞きながらじっくり理解できました。

でも、周囲にはスマホの画面を眺めるだけで終わっている人も多く、ちょっともったいないな…と感じました。

■ イヤホンを忘れたら、スタッフに聞こう

日本館の館内には、案内スタッフさんが各所に立っています。こちらから質問すれば、内容にもよりますが、きちんと答えてくれることが多いです。質問されることを想定して、それなりに勉強されている印象でした。

もちろん説明の上手さは人によりますが(笑)、「イヤホン忘れた…」というときは、思い切ってスタッフに声をかけてみるのもアリ!

意外と丁寧に教えてくれて、予想以上の学びがあるかもしれません。

<豆知識>
ドイツ館は可愛いイヤホンを貸し出してくれました。日本語で分かりやすく展示物を学ぶことができます。

7.初回の反省を活かして、2回目はもっと楽しみたい!

もしまた大阪に行く機会があれば、もう一度、大阪万博に足を運びたいと思っています。それは、今回の体験から得た「反省」と「学び」があるから。

次は、もっと効率よく、もっと充実した時間を過ごせる自信があるんです。

ここに、「次回はこうしたい!」というメモを残しておきます。

 

■万博2回目はこう動く!

・2ヶ月以上前にチケットを購入!
やっぱり、予約の権利は最大限に活かしたいですよね。遅くとも1週間前までには購入しておかないと、2つの抽選チャンスを逃すのはもったいない!

・前評判の高いイタリア館を予約する!
国宝級の展示が見られるイタリア館は、とにかく評判が高いです。展示の見応えはもちろん、館内で食べられるピザも人気。せっかく行くなら、展示とグルメ、どちらも体験したい!

・落合陽一の「null²」も予約する!
「null²」は、各国パビリオンとは別枠のテーマ型パビリオン(シグネチャーパビリオン)のひとつ。ここが取れなければ、他のシグネチャーパビリオンの中から少なくとも1つは体験しておきたいです。

・朝9時の入場枠を予約して、アメリカ館に直行!
朝イチで入場すれば、行列を回避できる絶好のチャンス。特にアメリカ館は朝が狙い目と言われているので、9時に入場して真っ先に向かうのが作戦!

・夜のイベントを楽しみたい!
夜はドローンショーや水上ショーなど、演出も本気です。ただし、天気との勝負になります(笑)。私が行った日は、強風のためドローンショーは中止でした…。
リベンジするため、夜までしっかり滞在するスケジュールで行きます!

編集後記

1回目を経験して分かりましたが、大阪万博は「情報」と「準備」次第で、楽しみ方が大きく変わるイベントです。

特に、地方から訪れる人の中には、1日しか遊びに行けないというケースも少なくありません。

だからこそ、この貴重な機会を、自分なりのスタイルで楽しんでほしい。そんな思いを込めて、この記事を締めくくります。

ぜひ、あなたなりの「万博の過ごし方」を見つけてみてくださいね。

<大阪・関西万博2025>
https://www.expo2025.or.jp

この記事を書いた人いとうゆうすけ

人にフォーカスした取材記事を好みます。
AIに負けないコンテンツは現場にあり、ということで、現場のリアルな姿を文章と画像と動画で伝えていきます。
Instagram@nicegohan

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