2025.08.252025.08.26

【新庁舎探訪】川口市役所が新しくなったので魅力を紹介します!

新庁舎 川口市

川口市民の皆さんなら知っているかもしれません。

実は…

先日、川口市役所第二本庁舎が完成したのです。

こちらが第一本庁舎(2019年完成)

そして…

第二本庁舎。構造がどことなく似ている…。

さて、新しくなった市役所はどのような変化を遂げたのか…。

今回は、新庁舎の建設プロジェクトに携わった川口市理財部新庁舎建設課の担当者さん(以下Nさんと、Sさん)にお話をお伺いしました。

S「では連絡通路を通っていきましょう」

N「雨の日でも立体駐車場から傘をささずに第二本庁舎、第一本庁舎を移動することができます」

どうやら早速案内が始まっているようです0

第二本庁舎は4つのコンセプトがあり…その魅力が建物に反映されています。

1つ目が災害に強い庁舎。

元々、旧本庁舎は老朽化、耐震性の不足という問題がありました。

それを解消するために…免震構造に。

Sさん「川口市の荒川洪水ハザードマップ(防災本)における浸水高さにに対応出来るように設計をしています。免震構造も地下に装置を設置するのではなく、1階柱頭免震を採用しています。

1階は駐車場、2階から手続き等のフロアがあるこの庁舎は、水害対策を想定した構造だったのですね!

N「災害に強いということで…」

N「万が一の災害に備えるために防災の蔵として、2階フロア下に防災備蓄を行っています」

通常このような備蓄品は地下室や別倉庫に保管するケースがありますが、浸水が発生した場合、1階の備蓄品が水没してしまう恐れがあります。このようなケースを想定して、災害対策に重きを置いているようなのです。

S「その他にも…災害等において第一本庁舎がブラックアウトした際、川口市役所の災害対策本部が機能できるようなシステムを構築しています」

第一本庁舎は72時間の停電に対応出来るのですが、災害等において第一本庁舎の燃料が枯渇すると電力を賄えなくなるようで…そんな時に、第二本庁舎で発電した電力を第一本庁舎に供給することで、電力を維持するという仕組(コージェネレーションシステム)があるようです。

災害に強い庁舎であることがとても伝わってきました。

2つ目は、誰もが利用しやすい庁舎。

視覚的に分かりやすい構造で、利用時に分かりやすいと感じました。

フロア別に構造が異なりますが…

市民の方が休憩をしながら談笑できるようなスペースもありました。

予約することなく使うことが出来そうです。

S「1階にはトイレだけでなく、手を洗うためのスペースを用意しました」

なるほど…これであれば、1階にあるデイジイを利用した場合でも食事前、後に手を洗うことができますよね。

N「元々コロナ禍にこのプロジェクトが始まったこともあり、会議室を含め施設内では換気が出来るようにしています」

先ほど手洗いだけのスペースや換気対策は今もありがたいものですよね。

 

480人が収容出来る大会議室も。

この会議室は用途に合わせて部屋を仕切ることが出来るようです。

ちなみに、この椅子は壁に収納出来るとか。

いつか収納様子を見学したいですね…。

3つ目の環境にやさしい庁舎

自然光を取り入れて庁舎内を明るくしたり…

テラスに緑を取り入れるなどの試みが見えました。

S「第二本庁舎は南向きに建物が建っているため」

庇(ひさし)で直射日光をカットすることもできます。

また会議室等には、遮熱性の高いガラスを使用して、室内の温度が高くならないような試みを実施していますよ」

働きやすさに関しては今後、市役所で働く人たちに話を聞いてみなければ分からないところもありますが…庁舎2階入口近辺をじっくり観察すると、働く人の配慮が見られました。

どこに工夫があるのかは実際に足を運んでみてください。

順次第二本庁舎に機能が移転していくようですが、川口市民の方はぜひこの機会に足を運んでみましょう。

Information お店情報

川口市役所第二本庁舎

埼玉県川口市中青木2-1−1

048-258-1110

この記事を書いた人ヤマグチYamaguchi

真面目にふざけるがモットーで創作活動をしています。
真面目な取材メインですが、時には「おい!」とツッコミを入れたくなるような
おふざけコンテンツも発信します。

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