

2026.03.19
2026.03.22
ヴェンキの新作ジェラートから考える柑橘の文化。なぜ「ゆず」は日本らしいのか。
ルミネ大宮
イタリアの老舗チョコレートブランド「ヴェンキ」が、日本限定ジェラート「フィオール ディ ユズ」を発売しました。
今回のジェラートに使われているのは「木頭ゆず」。言うまでもなく日本を代表する柑橘ですが、そもそも、なぜ私たちは「ゆず=日本っぽい」と感じるのでしょうか。
このニュース、少し視点を変えてみると、このフレーバーには「日本らしさ」のヒントが隠れています。

一つは、日常への浸透度です。
冬至のゆず湯、料理の薬味、和菓子の香りづけ。派手さはないものの、気づけば生活のあちこちに存在している。レモンのような主役ではなく、あくまで「引き立て役」に回ることが多い点も、日本的な美意識と重なります。
もう一つは、香りの質です。
ゆずの香りは強いのに、どこか角がない。華やかさの中に奥ゆかしさがあり、主張しすぎない。この「出過ぎない個性」が、日本文化における美徳とリンクしているようにも感じます。
実は埼玉にも「桂木ゆず」と呼ばれる在来種があり、毛呂山町を中心に古くから栽培されています。香りが非常に強く、皮まで使えるのが特徴で、関東ではめずらしい「本格的なゆずの産地」のひとつです。

そんなゆずを、イタリアの定番ジェラート「フィオール ディ ラテ」と合わせた今回の一品。 3月19日(木)より発売開始です。
ミルクのクリーミーさに、柑橘の爽やかさが重なる構成は、想像するだけでも軽やかで上品な味わいです。いわゆる「濃厚で押してくる甘さ」ではなく、余韻で楽しませるタイプでしょうか。
海外ブランドが「日本限定」を作るとき、抹茶や桜に寄ることは多いですが、ゆずを選んできた点は興味深いところ。より日常に根ざした、日本の感覚を汲み取ろうとしているようにも見えます。
味は食べてみないと分かりません。ただ、「なぜゆずなのか」と考えながら口にすると、少し違った楽しみ方ができそうです。
埼玉県内では、大宮のルミネに店舗があります。
ヴェンキ ルミネ大宮店
所在地:〒330-0853 埼玉県さいたま市大宮区錦町630 ルミネ大宮店 ルミネ2 2F
電話番号:048-783-2023




























