2026.04.082026.04.12

【取材】アガリコ餃子楼浦和店は「ただいま」と立ち寄りたくなるアジアン屋台バル

浦和グルメ

浦和に、新しく気になる店ができました。その名も「アガリコ餃子楼 浦和店」です。JR浦和駅の北口から徒歩5分ほどの場所にあります。

アジアン屋台のようなにぎやかな外観、ふらっと立ち寄りやすい気軽さ、そして思わず誰かに話したくなるような遊び心。アガリコ餃子楼 浦和店は、料理だけでなく、その場の空気ごと楽しめる店です。

今回は実際に店長に話を伺いながら、お店のコンセプトや特徴を聞いてきました。後半では、店長おすすめの料理も紹介します。

アガリコ餃子楼 浦和店の4つの特徴

取材でまず印象に残ったのは、「地元の方がもう一つの家のようにふらっと立ち寄れる場所を作りたい」という店長の言葉でした。

そんな店長の思いが、どのようにお店づくりに反映されているのか。ここからは、アガリコ餃子楼 浦和店の特徴を4つに分けて紹介します。

【特徴1】コンセプトは「もうひとつの家」

おしゃれな店、映える店、料理がおいしい店。飲食店にはいろいろな魅力がありますが、アガリコ餃子楼浦和店が大事にしているのは、それ以前の「気軽に入れること」なのかもしれません。

20代、30代を中心とした若者はもちろん、女性だけでも入りやすく、仕事帰りにも立ち寄りやすい。週末は家族が訪れる。そんな間口の広さを、アジアン屋台バルというスタイルで実現しています。

アジアン屋台といっても、狭小店のぎゅっとした一体感ではなく、浦和の立地に合わせながら、ゆったりとした空間でありながらも、屋台らしい熱気や親密さを再構成しているのが面白いところです。

強く打ち出しているのが、夜市とネオンカルチャー。店内にはランタンやネオンの看板を思わせる要素が散りばめられていて、室内なのにどこか外の屋台街にいるような雰囲気があります。

 

夜市というと観光地のにぎわいを思い浮かべがちですが、もともとは地元の人が夜にごはんを食べに集まる生活の場でもあります。台湾の夜市は有名ですね。食べ物だけでなく、輪投げや射的、衣類や雑貨の販売もあり、街全体が毎日お祭りのような雰囲気です。

そうした夜市文化をお店の中で表現しようとしているのが、アガリコ餃子楼 浦和店の根っこにある考え方のようです。

【特徴2】スタッフもお客さんも楽しむ「にぎわい」

この店は、ただ料理を提供するだけの場所ではありません。

店長からは、「スタッフも楽しむ、お客様も楽しむ空間を意識している」という話もありました。働くメンバー同士が楽しみながら店をつくることが、そのままお客さんの楽しさにつながる。そんな発想が、お店の運営にも通っているようです。

実際、店内には遊び心のある仕掛けも用意されていました。たとえば、卓上の鈴を鳴らすと、ドイツ生まれの「クライナーファイグリング(Kleiner Feigling)」というリキュールを注文できる仕組みがあり、あちこちの席で鈴が鳴るたびに店内にちょっとした一体感が生まれます。

運ばれてくるこのお酒「クライナー」は、クラブやバー、フェスなどで人気の「パーティーショット」の一つとして知られています。フタを開けて瓶ごと口にくわえて飲むスタイルなど、SNS映えする楽しみ方も流行っていますね。

こういう参加したくなる仕掛けがあることで、お客さん同士やスタッフとのコミュニケーションも自然と生まれていくのでしょう。

さらに、店内の印象的なアートには、よく見ると餃子が隠れているのだとか。思わず「どこだろう」と探したくなるこうした遊び心も含めて、アガリコ餃子楼 浦和店は、料理だけでなく空間ごと楽しませてくれる場所です。

【特徴3】看板は餃子!でも、餃子だけの店ではない

もちろん、店名にある通り、看板メニューの中心にあるのは餃子です。

こちらの餃子は店内で手包みしていて、女性でも食べやすいひと口サイズ。店長としても、初めて来た人にはまず自家製餃子を食べてほしいと話していました。

ただ、話を聞いていて感じたのは、この店が目指しているのは「餃子専門店」というよりも、「餃子を軸にしたアジアン屋台バル」だということです。

メニューの考え方としては、餃子に加えて点心、さらに町中華の要素も取り入れており、「町中華をおしゃれに食べる」「屋台感のある空間で楽しむ」という方向性が明確でした。

アジアン料理の定番メニュー「台湾式フライドチキン」や「羊串」、「汁なしタンタンメン」、「パクチーサラダ」など含め、気軽さの中にバリエーションを持たせた構成になっています。

【特徴4】ランチとディナーで、店の表情が少し変わる

アガリコ餃子楼 浦和店は、昼と夜で楽しみ方が少し変わるのも特徴です。

都内にある姉妹店では深夜帯の営業が多い一方で、浦和店では「この街はランチ需要がありそう」「昼飲みの人もいそう」という立地を踏まえて、ランチ営業も行う形にしたそうです。浦和という街に合わせて、店のあり方を調整しているわけです。

ランチメニューを見ると、「本日の亜ガリコ餃子&フォーセット」をはじめ、「亜ガリコ魯肉飯セット」「辛!麻婆豆腐セット」などが並び、食前ジャスミン茶、サラダ、スープ、胡麻団子、食後のソフトドリンク付き。かなり贅沢な構成です。

お昼は、しっかり食事を楽しめる「アジアン町中華ランチ」の表情が見えてきます。

一方でディナーは、餃子を軸にしながら一品料理や点心、串もの、麺・飯ものまで幅広くそろい、料理の全体感を楽しみながらお酒も合わせやすい雰囲気です。

ランチが「食事の店」だとすれば、夜はアジアン屋台バルらしいにぎわいをより感じやすい時間帯といえそうです。

では実際に、気になる料理をいただいてみました

ここまで話を聞くと、気になるのはやはり「その世界観が料理にどう落とし込まれているのか」です。

今回は、店長におすすめを聞きながら、看板の餃子をはじめ、屋台感のあるメニューをいくつか実際にいただいてみました。

料理を並べてみると、たしかに「町中華をおしゃれに」「屋台っぽく、でもちょっと楽しく」という店の方向性が、見た目からすでに伝わってきます。

まず出てきたのは、お通しの「かまぼこと紅ショウガの和え物」。ほどよい塩気と紅ショウガのさっぱり感があって、食事のスタートにちょうどいい一皿です。しかも、これはおかわり自由とのこと。いきなり気前がいい。ちょっとした一品ですが、こういうところにも「気軽に楽しんでほしい」という店の姿勢が出ています。

続いていただいたのは「ザーサイ冷奴」。真っ白な豆腐の上にザーサイと香味だれがかかっていて、見た目はシンプルながら、かなり酒場向きの一品です。冷奴という親しみやすい料理に、ザーサイのコリコリ感とピリ辛のアクセントを重ねることで、一気にアジアンな表情に変わります。

間違いなくビールとの相性は抜群です。

こういう「定番を少しずらす感覚」は、この店の持ち味かもしれません。

そして、やはり外せないのが「餃子5種盛り合わせ」です。

木のプレートには各2つずつ。
自家製餃子
タルタル餃子
がりがりガーリック餃子
チリマヨ餃子
パクチージェノベーゼ餃子

ひと皿で味も見た目も一気に華やぎます。普通の餃子の顔をしていないところが、なんともこの店らしいところ。ベースの餃子がしっかりしているからこそ、そこに遊び心のある味の展開を重ねても成立しているのだと感じました。

実際に食べてみて印象に残るのは、自家製焼餃子そのもののおいしさ。店内で手包みした餃子は、ひと口サイズだから食べやすく、もちっとした皮の中に肉汁感のあるあんが詰まっています。自家製焼餃子を醤油とラー油ではなく、ごまだれで楽しめるのもこの店らしいところです。

個性ある餃子の中では、個人的に「タルタル餃子」に心を掴まれました。タルタルソースって餃子にも合うんですね。まろやかなコクが加わることで、餃子のうまみがまた違った表情を見せてくれます。思わず「これはご飯がほしくなるな」と感じた一品でした(笑)。

「豆苗のウマウマ炒め」も印象に残る一皿でした。鮮やかな緑がどんと盛られ、テーブルに届いた瞬間に全体の色味がぐっと明るくなります。名前はかなり親しみやすいのに、見た目は意外と上品。こういうメニューがあると、餃子や揚げ物の合間に箸が進みやすく、食卓のリズムが整います。

インパクト担当といえるのが「超ビッグ台湾式フライドチキン」です。これはもう、運ばれてきた瞬間に笑ってしまう大きさ。店長が「こんなに大きいの?と驚かれる方が多い」と話していた通り、テーブルの主役をさらっていく迫力があります。

スパイスがしっかり効いた台湾屋台らしい味わいで、肉肉しい食べ応えにも大満足。ちなみに、ハサミで切って食べやすい大きさにできるので、女性でも安心して注文できます。

最後にいただいた「羊串の特製ヨーグルトソース」も印象に残る一本でした。羊串というと、スパイスをしっかり効かせた力強い味を思い浮かべますが、ここではヨーグルトソースを合わせてくるのがユニークです。

「ヨーグルトとお肉は合わないと思う人もぜひ。意外とさっぱりしている」と、店長も一押しでした。

実際に食べてみると、その言葉どおり。羊のうまみはしっかりありながら、ヨーグルトソースが後味を軽やかにまとめてくれるので、とても食べやすいです。ラム串に少し身構えてしまう人でも、これなら「意外と好きかも」と感じられそうです。

ドリンクではマンゴージュースも印象的でした。鮮やかな色味がアジアン屋台らしい店の雰囲気によく合っていて、料理と並べたときの見た目も楽しい一杯です。

アジアン屋台らしいお酒も充実していました。タイの「シンハー」やスリランカの「ライオンラガー」など、料理と一緒に「ちょっと異国気分」を楽しめるラインアップです。

餃子や点心をつまみながら、普段の居酒屋ではあまり見かけない一杯を選べるのも、この店の魅力です。

気軽なのに、ちゃんと楽しい

今回の取材を通して感じたのは、「アガリコ餃子楼 浦和店」が目指しているのは、肩ひじ張って料理を味わう店というより、会話をしながら、にぎやかな空気ごと楽しむ店だということです。

お通しには気の利いたひと工夫があり、餃子には選ぶ楽しさがあり、揚げ物には思わず目を奪われるインパクトがありました。さらに串や一品料理まで含めて、テーブル全体が自然と盛り上がる構成になっているのも印象的です。

アジアン屋台の空気感やネオンの高揚感といったこの店のコンセプトは、空間だけでなく、料理にもきちんと落とし込まれていました。

友人や家族との楽しい時間に、「アガリコ餃子楼 浦和店」を利用してみてはいかがでしょうか。

Information お店情報

アガリコ餃子楼 浦和店

埼玉県さいたま市浦和区仲町1-5-13 松井ビルⅢ 1F

050-5868-6653

11:30~15:00(L.O. 14:30) 15:00~23:00(L.O. 料理22:00 ドリンク22:30) 金・土11:30~15:00(L.O. 14:30) 15:00~00:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30) 祝前日11:30~15:00(L.O. 14:30) 15:00~00:00

着席時 43人、立食時 45人

公式ホームページ

この記事を書いた人いとうゆうすけ

人にフォーカスした取材記事を好みます。
AIに負けないコンテンツは現場にあり、ということで、現場のリアルな姿を文章と画像と動画で伝えていきます。
Instagram@nicegohan

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