

2025.10.25
2025.10.25
審判目線でリプロカップ2025について語ってもらいました
リプロカップ2025
ミニバス
お知らせ
先日、リプロカップが無事終了しましたね。
選手の皆さん、チーム関係者の皆さんお疲れ様でした。

目標を達成できたチームもあれば、思うような結果が出ずに悔しい思いをしたチームもあったかと思います。
大会を通じて、ふと気になることが……。

リプロカップに関わっていた審判の皆さんは、この大会をどう見ているのか?
とはいえ、審判は中立的な立場。
難しいかもしれません。しかし、ダメ元で聞いてみる価値はありそうだと思い……交渉をしたところ――
なんと、取材を快く受けていただけることに!

今回は、埼玉県バスケットボール協会 U12カテゴリー南部支部審判担当・尾籠義彦さん(写真右)にお話を伺いました。
―リプロカップとは、どういう大会ですか?
U12南部支部で行われる大会の中でも、規模も大きく注目度の高い大会だと思います。
チームによって目標は異なります。リプロカップで良い結果を出して、ここから勢いに乗り、県大会で結果を残したいというチームもあれば、リプロカップに照準を合わせて練習に励むチームもあり、コートでもその熱量を感じる場面が多くあります。

―審判をしている中で、勢いのあるチームだと感じる時はありますか?
チームごとに練習を重ねていると思いますが、練習でやってきたことが、しっかり出来ているチームは比較的勢いに乗っているように感じます。
逆に、練習通りのプレーができないチームはリズムに乗れず、苦しいゲーム展開になることが多い気がします。
日頃の練習成果をいかに発揮できるか――これは全カテゴリーに共通することですが、リプロカップでもやはり「練習が重要」だと改めて感じます。
―審判として、チームに何かアドバイスがあればお願いします。

勝敗にこだわる選手やチームもいるかもしれません。
もちろんスポーツですので勝敗は大事ですが、全チームが優勝出来るわけではないので、個人としては出場したときに「自分に何ができたか・練習の成果が出せたか」を大切にしてください。
例えば、ゴールを1つ決められた、練習で取り組んできたディフェンスが成功した――など、小さなことでも十分良いと思います。
バスケットボールをプレーする楽しさに気づいてもらうことも大切です。
ぜひ、「何が良かったか」というポジティブな面を思い出してみてください。
我々審判も、ワンプレーワンプレー、丁寧に判定することを心がけていますし、そこを大事にしていきたいと思っています。

また、チーム関係者の方は、ぜひ審判をやってみることを検討してみてください。
私自身もミニバスチームを持ちながら審判をしていますが、審判の視点で試合に関わることで、自分のチームに足りない点や、指導の参考になることも多いです。審判はきつい、割に合わないという印象が強いかもしれませんが、自身のチームへいい影響が出ることも多いと思います。ぜひご検討ください。
南部支部大会で派遣審判として今回、審判を行っていた方の多くが、チームの指導もしっかり行いながら、審判としても活動しています。選手を指導するうえで、審判のことも知っておくというのは、良いことだと思います

「審判とチームは別」と考えるところもあるかもしれませんが、U12南部支部では、試合後にチームの指導者と審判でも意見交換を行うなどして、交流を図っているそうです。
尾籠さんは「こうした関わりが支部全体ののバスケットボールの発展・レベルアップにつながれば」と話してくれました。
第三者として試合に関わっているからこそ、審判にしか見えない景色があるのかもしれませんね。
今回はあくまで尾籠さんの視点でしたが、勢いのあるチームは練習の成果がコートでしっかり反映されているようなので、日頃の練習を大切に取り組んでみましょう。
審判さんからも注目されるリプロカップ2025の模様は、10/25 19:00~テレビ埼玉にて放送されます。
この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。


























