
2025.10.03
2025.10.05
【祝開店】北浦和に登場!本格洋食ランチと極上バリスタ珈琲を味わえる「Bogey’s Coffee Lab」
北浦和グルメ
北浦和カフェ
北浦和スイーツ
JR北浦和駅から徒歩3分。北浦和公園の近くにあるビルの1階に、ちょっとユニークなカフェレストランが誕生しました。その名は「Bogey’s Coffee Lab(ボギーズコーヒーラボ)」といいます。
運営しているのは、北浦和に本社を構える、化学メーカーの株式会社ハーベスです。フレンチ出身シェフが手がける健康的なランチ、本格派バリスタの一杯、そして落ち着いた空間。企業発カフェならではのこだわりが光る「Bogey’s Coffee Lab」の魅力をご紹介します。
なぜ企業がカフェを?社員と食への想い

「Bogey’s Coffee Lab」を運営しているのは、特殊潤滑剤を得意とする化学メーカーの株式会社ハーベスです。飲食とは無縁に見える企業がなぜカフェを?と興味を惹かれる方も多いでしょう。

その背景にあるのは、社長による、社員と食へのこだわりです。
お昼をコンビニ弁当やカップ麺で済ませる社員の姿を見た社長が「栄養のある食事で健康に、長く働いてほしい」と願ったことから、社員食堂の構想が生まれました。

社員食堂の立ち上げを進めるなかで、「せっかくつくるなら街の人にも利用してもらいたい」という想いが芽生えました。地域貢献への思いと重なり合い、社員だけでなく地域の方々にも開かれたカフェを開業する決断へとつながりました。
社員の健康を大切にする企業姿勢と、地域へひらかれた空間づくり。その両方が形になって誕生したのが「Bogey’s Coffee Lab」なのです。
看板メニューは8時間煮込んだ牛すね肉のカレー

厨房を任されているのは、フレンチを中心に洋食の世界で経験を積んだシェフ。季節ごとに届く無農薬や有機野菜をふんだんに使い、添加物はできるだけ控える。そんなポリシーが料理の根っこにあります。

健康に配慮しながらも、「味わう楽しみ」を犠牲にしない姿勢が、一皿ごとに息づいています。看板メニューは「牛すね肉のHARVESオリジナルカレー」です。

お皿の中央に鎮座するのは、大ぶりにカットされた牛すね肉。じっくり8時間煮込まれ、スプーンを入れればほろりと崩れ、旨みの詰まったカレーソースと一体となります。ひと口頬ばれば、お肉の優しい食感とカレーの奥深い味わいが一気に広がり、思わず笑みがこぼれてしまいます。フレンチの技術を背景に仕上げられた、ここでしか出会えない特別なカレーです。
添えられたズッキーニやかぼちゃが鮮やかな彩りを添え、見た目にも食欲をかき立てます。

有機野菜サラダには、色鮮やかなビーツや紅芯大根のスライスが散りばめられ、グリーンリーフの上に赤や紫が映えます。ミニトマトのつややかな赤も加わり、ひと皿全体がまるで絵画のよう。

さらに副菜として季節のピクルス、本日の味噌汁が付き、栄養バランスにも配慮。健康志向の人にも嬉しい栄養バランスです。
お客さんからも社員からも「これだけは外せない」と人気を集めるカレー。その理由がよく分かりました。ぜひ、多くの人に一度は味わっていただきたい逸品です。
バリスタ店長の一杯!極上の豆×世界大会公式マシン

カフェの醍醐味は、バリスタ店長が手がける一杯にあります。真剣な眼差しでスチームミルクを仕上げる姿からも、そのこだわりが伝わってきます。

豆はオランダ発祥、260年以上の歴史を持つ「ダウエ・エグバーツ」を採用。流通量が多いため、常に「その年に収穫された生豆」を扱えるのが強みです。鮮度を重視した選択は、日常的に飲む一杯に違いをもたらします。

抽出に使うのは、バリスタの世界大会で公式採用されるマシンと同等性能を持つエスプレッソマシン。高精度の温度管理と安定した抽出圧で、レシピの再現性を高めています。誰が淹れても均一なクオリティを出せる点も「美味しい一杯」を支える大切な要素です。

この日のお勧めは、深入りのドリップコーヒー。コクがありつつ、後味はすっきり。日常に寄り添う「定番の味」として、ゆったりとした時間を演出してくれます。
ドリンクメニューは豊富で、巨大なワイングラスで供されるアレンジドリンクは、思わず写真を撮りたくなるインパクト。日常に寄り添う一杯から、特別感のある一杯まで、「Bogey’s Coffee Lab」のドリンクは幅広い楽しみを用意してくれます。
スイーツはレシピ監修の本格派!

食後の楽しみも抜かりがありません。ショーケースに並ぶスイーツは、シェフがレシピを監修し、信頼のおけるパティスリーで製造するスタイル。プロの味わいを楽しめます。

この日のおすすめスイーツは、コーヒーとの相性が抜群な「カスピ海ヨーグルト スフレチーズケーキ」です。
お皿には、スフレチーズケーキだけではなく、シェフがあしらったキウイや洋梨に、ラズベリーの赤が映え、目にも鮮やかな一皿に仕上がっています。

スフレチーズケーキは格別の味です。こんがり焼き色のついた表面をスプーンで割ると、なめらかな断面が顔をのぞかせ、口に入れればふわりと溶ける軽やかさ。添えられたカスピ海ヨーグルトが爽やかな酸味を添えて、すっと後味をまとめてくれます。
ひと口ごとに気分がほどけていくようなデザートです。

その他のスイーツメニューも要注目です。「カスタードプリン」は、しっかり卵の風味を感じられる優しい甘さ。コーヒーと合わせれば、ランチ後のひとときがぐっと豊かになるでしょう。
社員食堂と地域カフェが生むコミュニケーション

お店に入ると、まず目に飛び込んでくるのは高い天井と大きな窓から差し込む光。白と木目を基調にしたシンプルな内装に、黒のチェアや観葉植物がアクセントになっています。

天井はあえて素材感を残し、カジュアルながら洗練された雰囲気を演出しています。

中央には大きなシェアテーブルがあり、地域の人が隣り合って座ることで自然と会話が生まれます。ベビーカーを横に置いて一人時間を楽しむお母さんもいれば、ソファ席でゆったり過ごす親子連れも。

非日常を感じられる空間でもありながら、気取らず過ごせる居心地のいい空間です。

外の席はペット同伴もOK。散歩の途中に立ち寄れる、ちょっとした憩いの場としても利用できます。
これから営業時間拡張やイベントも視野に

現在の営業時間は11:00〜16:00(取材時点)です。店長によると、「まずはランチやカフェタイムを中心に運営していますが、今後は夜や土日の営業、さらには地域向けのワークショップなども検討しています」とのこと。動き出したばかりのカフェだからこそ、これからの展開が楽しみですね。
最新情報はInstagramで発信しているので、チェックしてみてください。
やさしい社食カフェで、午後のエネルギー補給

取材を終えて感じたのは、「社員が本当にうらやましい!」というひと言に尽きます。これほど本格的な食事やコーヒーを日常的に味わえる職場環境があるなんて驚きです。地域に開かれているからこそ、誰でもその豊かさを共有できるのも魅力でした。
北浦和を訪れたら、社員食堂発とは思えない本格派の「Bogey’s Coffee Lab」で、上質な食事とコーヒーを体験してみてはいかがでしょうか。

Information お店情報
この記事を書いた人いとうゆうすけ
人にフォーカスした取材記事を好みます。
AIに負けないコンテンツは現場にあり、ということで、現場のリアルな姿を文章と画像と動画で伝えていきます。
Instagram@nicegohan